2021.07.20 08:34
手すき土佐和紙の美、壁全面に...高知県香美市の温泉宿に匠のスイートルーム
壁全面に土佐和紙をあしらったスイートルーム。物部川を望む至福の時間を独り占めできる(香美市香北町の「湖畔遊」)
和紙と物部川の美、独り占め―。香美市香北町有瀬で温泉カフェや宿泊施設を営む「湖畔遊(こはんゆ)」にこのほど、手すき和紙を壁全面にあしらった物部川沿いのスイートルームがお目見えした。県内職人の協力で、土佐和紙の魅力を発信。伝統工芸と自然の美しさに触れられる上質な空間が広がっている。
湖畔遊は2008年に開業。物部川を望む源泉掛け流し温泉や地元食材を使ったランチが楽しめ、宿泊施設は、業界で傑作とされる真空管アンプやスピーカーなど、オーナーこだわりの音響設備で音楽を堪能できる。
新設したスイートルームは一棟貸しの「土佐和紙の部屋」。高岡郡梼原町の和紙作家、ロギール・アウテンボーガルトさん(オランダ出身)や表具師らとのコラボで実現した。…