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2021.08.11 08:37

上位校の実力伯仲 第72回高知県中学野球あす8/12開幕 70校58チーム

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 第72回県中学校野球選手権大会(県中学校体育連盟、県野球協会、高知新聞社、RKC高知放送主催)が12日開幕する。70校58チームが出場。決勝が行われる22日までの10日間(準決勝前日は休養日)、中学球児たちの熱戦が繰り広げられる。

 出場は昨年より1チーム減。連合チームは1増の10チームとなった。

 会場は1、2回戦は春野、東部、高知の3球場、3回戦と準々決勝は春野、東部両球場、準決勝と決勝は春野球場のみで行う。

 今年に入ってから、3月の県選抜大会は高知、5月のRKC杯は戸波・土佐南、7月の県総体は明徳と、優勝チームが分散しており、上位チームの戦力は近年になく拮抗(きっこう)している。優勝チームと接戦を演じるチームも多く、トーナメントは競り合いが予想される。別表の組み合わせを4ブロックに分け展望する。

優勝候補が入る
◆第1ブロック
 県選抜を制した高知とRKC杯優勝の戸波・土佐南の優勝候補が入った。高知は制球力がある右腕岡崎を軸に、守備でリズムをつくる。打線は中軸の大上、沢本に長打がある。戸波・土佐南は右腕辻井翔と渡辺のバッテリーで守りを固める。楠瀬、辻井翔の打撃も魅力。県選抜4強の中村は守りのチーム。右腕谷口と捕手川添が中心となる。好打者の捕手市川を擁する朝倉、右腕岡村が投打で引っ張る介良も有力だ。

有力校散らばる
◆第2ブロック
 県総体とRKC杯で4強入りした宿毛東を筆頭に有力校が散らばる。コントロールのよいエース中野を中心に、守りから攻撃の流れをつくる宿毛東は、盗塁やエンドランなど足も積極的に絡める。県総体8強の横浜・高知南は球威のあるエース前田を軸に堅い守り。野市・夜須はエース中川が多彩な変化球を駆使して打たせて取る。梼原は山本、中越洸、吉岡勇の主軸に長打力があり、小技も使える高橋が好機をつくる。

上ゾーンに有力校
◆第3ブロック
 上ゾーンに有力校が集まった。軸は県総体で準優勝の青柳。エース井上を先頭に、遊撃上村、中堅結城ら守備陣が心強い。左腕西内も控える。大月は竹田、松本、三上に長打があり、打線の破壊力に自信。東津野も打線がよく振れ、山田、戸田、小野が軸だ。県総体4強の城北はエース島村と下元のバッテリーを中心によくまとまる。下ゾーンは県総体に出場した宿毛・小筑紫が優位。右腕畠中は投打に存在感がある。

攻守充実の明徳
◆第4ブロック
 県総体を制し、攻守に充実した明徳が軸になる。主将山崎を筆頭に全員に長打力があり、足を絡めた積極的な攻めで得点を重ねてきた。エース高橋は落差の大きいスライダーを武器に安定感がある。県総体8強の窪川はエース今村が投打の中心。打線はパンチ力があり、上位進出を狙う。130キロ台の速球で押す右腕公文順を擁する清水丘と、思い切りのよいスイングをする打者が並ぶ旭が、初戦の1回戦でぶつかる。

保護者ら観戦可能 申請書提出など条件付き
 大会事務局は10日までに、大会中の保護者らの観戦を条件付きで認めることを決めた。当初は、新型コロナウイルスへの県対応ステージが「特別警戒」だったため、保護者や一般観客の会場応援を禁じる無観客開催を予定していた。県が先月21日に対応ステージを「警戒」に引き下げたため、保護者らの観戦を可能とした。

 観戦できるのは、選手(ベンチ外の選手を含む)の保護者と、きょうだいや祖父母ら親族、試合をする学校の教員。観戦希望者は、各校の顧問から所定の申請書を受け取り、球場で提出する。(平野愛弓)

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