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2021.05.19 08:33

爽快ウオーク、高知遊山ノルディックの会が発足1年 感動・健康の輪広がる

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ミカン畑を横目にさっそうと歩く高知遊山ノルディック・ウォーク会のメンバー。先頭が入野高彰さん(香南市香我美町山北)


 「あ~花の甘い香り」「風が気持ちいいねえ」

 5月のある週末、香南市香我美町山北。60~80代の男女約20人がポールを両手に、ミカン畑の横をきびきびと歩いていた。香美市の「高知遊山ノルディック・ウォーク会」。発足1年余りで会員は約60人となり、楽しい健康づくりの輪が広がっている。

 ノルディックウオークは、クロスカントリースキー選手の夏場の練習法から生まれたスポーツ。脚だけではなく上半身も使う全身運動になる。

 同会を主宰するのは、同市土佐山田町神母ノ木で登山用品店「遊山」を営む入野高彰さん(68)。高校時代から全国各地の山を登ってきたが、年齢も考え4年ほど前に歩くことに軸足を移した。

 季節の農作物や人々との交流など「歩かんと分からんことがいっぱいある」とはまり、ノルディックウオークの指導員資格を取得。「自分だけできれいな景色を見て健康になったってしょうがない。歩くことを通して、みんなで感動を共有したい」と、かつての山仲間らを誘い昨年3月に同会を立ち上げた。

 店近くの鏡野公園で月2回のウオーク会を開くほか、県内外への遠征も精力的に計画。約4・5キロを1時間のペースで歩き、ゴール後は食堂やカフェで一服がお決まりだ。遠征も「土佐町の棚田と土佐赤牛入りカレー」など、食とセットで企画している。

 高齢者を中心に仲間が仲間を呼び、会員(年会費1500円)が増加。ウオーク会には会員以外も参加でき、鏡野公園の場合は参加費はなくポールも無料で貸し出している。

 参加者の中には、新型コロナウイルス下の巣ごもりで足腰が弱っていたのが、シャンシャン歩けるようになった、という人も。入野さんは「ポールをつくと人との距離が取れるし、転倒防止にも効果的。年を取ってもとにかく歩きましょう」と仲間を募っている。

 活動の問い合わせは同店(0887・57・0150)へ。(深田恵衣)

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