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2021.04.30 08:00

小社会 お茶

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 茶摘みの季節を迎えた。津野町では茶葉の成長もよく、例年より早く最盛期を迎えたと、先日の高知新聞に出ていた。新茶が待ち遠しい。

 毎日の食事やだんらん、来客時にも欠かせないお茶。栄養も豊富となれば、飲むのは理にかなった習慣なのだろう。よく知られるカテキンは風邪や生活習慣病などを防ぐ効果があるという。

 大妻女子大名誉教授のお茶博士、大森正司さんは著書で、お茶の精神面への効能も紹介している。うまみ成分のテアニンにはストレスの緩和やリラックス効果があるそうだ。確かにお茶をすすると、気分が落ち着く。

 「茶」といえば世界的には紅茶が主流だが、大森さんによると、中国やベトナム、ミャンマーなどは日本と同じく緑茶が好まれるという。そういえば、ミャンマーでは「釜いり茶」の一種が飲まれていると聞いたことがある。

 釜いり茶は緑茶の中でも茶葉を蒸さずに、いる製法。高知でよく作られている。縁を感じるお茶は他にも。ある研究グループによると、緑茶以外に微生物で発酵させるお茶があり、大豊町の碁石茶などに近いそうだ。

 そのミャンマー。軍がクーデターによって全権を掌握し、反発する市民を銃撃する暴挙が続く。「一杯のお茶は会話を深め、人の心と心をつなぎ、ときには沈黙が続く会話の間を埋める」と大森さん。軍政が民主派や市民を前に用意すべきは銃ではない。対話のためのお茶とテーブルである。


4月30日のこよみ。
旧暦の3月19日に当たります。つちのえ さる 六白 先負。
日の出は5時19分、日の入りは18時48分。
月の出は22時38分、月の入りは7時36分、月齢は18.0です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で7時21分、潮位180センチと、21時04分、潮位169センチです。
干潮は1時46分、潮位74センチと、14時12分、潮位-7センチです。

5月1日のこよみ。
旧暦の3月20日に当たります。つちのと とり 七赤 仏滅。
日の出は5時18分、日の入りは18時49分。
月の出は23時42分、月の入りは8時33分、月齢は19.0です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で2時28分、潮位89センチと、15時00分、潮位5センチです。
満潮は7時56分、潮位170センチと、22時04分、潮位156センチです。

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