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2021.08.14 08:35

香南市で完全高知県産ワイン醸造開始 井上ワイナリー 山田高生も参加

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収穫したブドウを選果台に投入する山田高生たち(香南市の「のいち醸造所」)

収穫したブドウを選果台に投入する山田高生たち(香南市の「のいち醸造所」)

 井上ワイナリー(南国市)の「のいち醸造所」(香南市野市町)で13日、高知県産ブドウを用いた初の仕込みが始まった。ワインは来年5月、販売スペースを含めたグランドオープン時にお披露目する。ワイン造りには山田高校の1年生4人も授業の一環で参加し汗を流している。

 同社は2016年から自社栽培のブドウでワインを商品化。醸造は県外業者に委託していたが、今年2月に同醸造所が完成し、完全県産の体制が整った。

 ブドウは現在、県内5市町の1・8ヘクタールで約3千本を栽培。今月11日は、香南市香我美町山北の農園で生徒を含む約30人が、白ワイン用のシャルドネを初収穫した。糖度21度と出来は上々。他地域を含め9月上旬まで収穫が続く。

 13日は山北で収穫したブドウ約500キロを醸造所で選果、搾汁。同校の近森沙矢佳さん(15)=西川=と近森輝瑠さん(16)=山北=は、「山北はミカンのイメージがあるけど、山北ワインもいい。古里の新しい名物になれば」と笑顔だった。生徒は今後、ワインのラベル作りにも取り組むという。

 搾汁機で搾った果汁はタンクに移され、酵母を入れて発酵させる。井上孝志社長(53)は「フレッシュなブドウを醸造した100%高知産。地域の方々に喜んでもらえるワインにしたい」と話している。(横田宰成)

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