2024年 04月27日(土)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2021.07.31 08:50

2022年参院選も合区解消せず 自民世耕氏「次々回照準」

SHARE

 自民党の世耕弘成参院幹事長は30日、2022年参院選での合区解消を求める全国知事会の要請に対し、「(解消は)次々回の参院選がターゲットだ」との認識を示した。面談した全国知事会の飯泉嘉門会長(徳島県知事)が明らかにした。世耕氏は選挙制度改革などを検討する「参院改革協議会」の座長を務めており、高知県は来夏も徳島県との合区選挙となる状況が確定的となった。

 全国知事会は6月、22年参院選の合区解消を求める決議を採択。この日は飯泉氏や浜田省司高知県知事ら合区対象4県の関係者が世耕氏ら自民党幹部と面談(いずれも非公開)した。

 合区導入の目安は、1票の格差が3倍を超えるケースとされている。飯泉氏によると、世耕氏は人口見通しに基づき、今後、新たに合区対象となる選挙区数に言及。「次は増える対象が一つぐらいかもしれないが、4年後の参院選はたくさん出る。ターゲットは4年後だ」との認識を示したという。

 飯泉氏は世耕氏の見解に対し、「次回参院選で影響を受けるのが一つであれば、特定枠で対応できるという考えがあると思う。(合区対象が)例えば10出てきたとなれば、根本的な対策をしなければならない。次の次が主戦場となるだろう」と述べた。

 合区解消を巡っては、ことし5月に発足した参院改革協議会が議論を始めたが、具体案は浮上しておらず、日程的にも来夏の解消は困難視されていた。(五十嵐隆浩)

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 政治・選挙

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月