2018.08.29 08:29
灰まで焼け 高知県大3万8000冊焼却(10=終)内向きに閉じる社会
そもそも新しい図書館の設計が、旧館の所蔵本が入らない小さな設計だったことが問題の根本にあるのは間違いなかったが、それにしてもなぜ、最終処理の方法が焼却になってしまったのか。
責任者である山田覚総合情報センター長は「大学のはんこを押した本が、外部に出回るのはよろしくないと考えた」と繰り返すばかりだった。
学内にそうした意見が一つあるとして、もう一方には「県民の資産である本を、十分に利用価値があるにもかかわらず、燃やしてしまうのはよくない」という考えもできたはずである。…