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2021.07.11 08:25

超低周波音で土砂災害を検知 高知工科大が警告システム研究

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根木屋公会堂の窓際に設置された小型センサー。土砂崩れや地滑りで生じる超低周波音をキャッチする(香美市物部町根木)

 人間が感知できない超低周波音「インフラサウンド」で土砂災害を早期に把握する研究を、高知県香美市の高知工科大学が進めている。システム工学群の山本真行教授(50)=地球物理学=らが同市物部町の急傾斜地にセンサーを置いてデータを蓄積。警告システムの構築を目指している。

 低周波ほど遠くまで伝わる音の性質を利用し、独自開発したセンサーによる観測網で、地震や雪崩、落雷などで生じる重低音を素早く検知する。これまでに南海トラフ巨大地震時の津波防災に向けて県内沿岸部15カ所で計測を開始。観測精度を高めようと小型ロケットや小惑星探査機の発射実験にも参加した。…

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