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2024.05.16 15:47

ホンダ、EV強化へ10兆円 投資倍増、30年度までの10年

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 電動化などの事業戦略について説明するホンダの三部敏宏社長=16日午後、東京都港区

 ホンダは16日、電気自動車(EV)を柱とする電動化やソフトウエア領域に、2030年度までの10年間で約10兆円を投じると発表した。これまで表明していた約5兆円から倍増となる。40年に世界で販売する新車を全てEVと燃料電池車(FCV)にする戦略の実現に向け、競争力を強化する。EV市場を席巻する米国のテスラや中国メーカーに対抗する。


 10兆円の内訳は、次世代工場や新型車などの製造分野に約6兆円、ソフトウエアに約2兆円、電池に約2兆円とした。30年には北米で調達する電池コストを現在に比べ20%削減する。EVの生産コストは35%減らす。


 今年1月に公開したEVの新シリーズ「Honda 0(ゼロ)」は、30年までに全世界で7車種を投入する。小型車から大型スポーツタイプ多目的車まで取りそろえる。


 世界のEV需要は直近で減速感が出ている。ただ三部敏宏社長は東京都内で開いた説明会で「長期的な視点でみればEVシフトは着実に進む」と述べた。


 ホンダはEV戦略を巡って、日産自動車との提携の検討も始めている。

(c)KYODONEWS

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