2024.04.26 08:50
売れっ子の「始まり」は? タレント・島崎和歌子さん―時代の旅人 あの人に聞く(2)
「時代を感じてください」とお願いするとこのポーズ(都内のテレビ局=井坂英彰撮影)
売れっ子となった彼女の「始まり」のときはいつなのだろう? TBSの元取締役で「―感謝祭」初代プロデューサー、加藤嘉一さん(67)に聞いた。
「彼女との出会いはいつですか? また18歳の島崎さんを『―感謝祭』の司会席へと登用した理由はなんですか?」
―はい。始まりからいうと、自分がコーナーを担当した「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」なんですよ。その歌のコーナーに、当時17歳の歌手として出演してもらいました。
そのとき同時に担当していた「青春! 島田学校」に声をかけました。芸能人と一般人が生徒になって、塩やログハウス作りに挑戦したりする体験型番組。先生役が島田紳助さん。
デビュー間もない彼女は、目がきらきらして、高知から出てきた素朴さがあって。一般人にも溶け込むし、カメラが回っていないところでも、ひたむきにやる。なかなかええやっちゃなー、て感じでした。
1991年6月から突貫で番組を二つ作ることになって、一つが半年続いた「クイズ!当たって25%」。もう一つは10月の特番「オールスター感謝祭」。
司会は島田紳助さんしかいない。僕はそう思っていた。でも、さすがにあの天才のしゃべりがあったとしても、進行補助と、クイズを読む人はいるんですよ。
誰かいないかなーとなって、僕が言ったか、紳助さんが言ったか、同時に言い合ったのか、正確には覚えていないんだけど、「和歌子いいよねー」って。
まずは新しい人がいいと。紳助さんって天才がやるのだから、…