2024.04.26 08:00
小社会 あすからＧＷ
和菓子店の前を通りかかると、桜餅、草餅（よもぎ餅）、かしわ餅が並んでいた。〈桜餅草餅春も半（なかば）かな〉正岡子規。俳句では桜餅や草餅は春の、かしわ餅は夏の季語だから、いまの時季らしい品ぞろえである。来月５日には立夏を迎える。
そこで気になるのがこの先の気温上昇。爽やかな季節にわざわざ夏の心配をするのもやぼだが、温暖化は年々深刻になっている。昨年の日本の平均気温は夏はもちろん、年間を通して観測史上最も高かった。
気象庁が先日発表した３カ月予報によると、５～７月は全国的に気温が高い見込みという。「太平洋高気圧の西への張り出しが強く、日本付近には南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい」。どうやら、ことしも油断ができなさそうだ。
危険な暑さが予想される日に合わせて発表される熱中症警戒アラートの運用も一昨日、始まった。もはや災害といわれる夏の暑さ。ことしから特にひどい日は「特別警戒アラート」となる。気をつけたい。
きのう、空に鮮やかな飛行機雲ができていた。形が長く残るようだと天気が崩れるサインといわれる。あすから大型連休。土佐路も多くの観光客や帰省客を迎える。せめてこの間は穏やかな天候であってほしい。
