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2024.04.26 08:26

ブラジルの日系3世市長 ルーツの高知県須崎市を訪問

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須崎市職員の見送りに笑顔で応える小野エミール・アチバイア市長=中央(同市総合保健福祉センター)

須崎市職員の見送りに笑顔で応える小野エミール・アチバイア市長=中央(同市総合保健福祉センター)

 須崎市出身の祖父を持つブラジル・サンパウロ州アチバイア市の日系3世の市長がこのほど須崎市を訪れ、楠瀬耕作市長や農業、商工関係者らと将来の交流拡大に向け意見を交わした。
 
 小野エミール市長(58)の祖父、茂樹さんは須崎市多ノ郷出身で1926年にサンパウロ州へ農業者として移住。ブラジル生まれの父、敬雄(たかお)さんはその後サンパウロ市近郊のアチバイア市に移り、79~82年に同市長を務めた。エミール市長は2021年に就任。30年前に一度須崎市の親類宅を訪れ、今回は市長として市の幹部ら4人での訪問になった。
 
 エミール市長らは須崎市総合保健福祉センターで楠瀬耕作市長らの出迎えを受け、須崎商工会議所青年部のメンバーらと両市の映像を見ながら産業や特産物について話し合った。アチバイア市は人口約16万人で、エミール市長は「日系人が多く野球などのスポーツが盛ん。イチゴや花の生産も多く、いろいろな面での交流を期待している」と呼びかけた。
 
 同センター出発時には集まった市職員がブラジル国旗の小籏を振って見送り、エミール市長は「また必ず帰ってきます」と笑顔で手を振った。楠瀬市長は「どのような交流ができるか今後検討したいし、機会があれば訪れたい」と話していた。(富尾和方)

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