レスリングの清岡選手（高知市出身）　パリ五輪へ

2024.04.25 05:00

レスリングの清岡選手（高知市出身）　パリ五輪へ

高知新聞社

アジア予選準決勝で、中国選手（左）を攻める清岡幸大郎選手＝ビシケク（共同）

　レスリング男子(だんし)フリースタイル６５キロ級(きゅう)の清岡(きよおか)幸大(こうた)郎(ろう)選手(せんしゅ)（２３）＝高知(こうち)市(し)出身(しゅっしん)＝が４月(がつ)１９日(にち)、今年(ことし)の夏(なつ)にフランス・パリで開(ひら)かれるオリンピック（五輪(ごりん)）への出場(しゅつじょう)を決(き)めました。高知(こうち)県勢(けんぜい)のパリ五輪(ごりん)出場(しゅつじょう)は、レスリング女子(じょし)５７キロ級(きゅう)の桜井(さくらい)つぐみ選手(せんしゅ)（２２）に続(つづ)き２人(ふたり)目(め)です。

　清岡(きよおか)選手(せんしゅ)は、桜井(さくらい)選手(せんしゅ)の父(ちち)、優(ゆう)史(じ)監督(かんとく)が立(た)ち上(あ)げた「高知(こうち)レスリングクラブ」の１期生(きせい)として、子(こ)どものころから力(ちから)をつけました。高知(こうち)南中(みなみちゅう)・高校(こうこう)時代(じだい)は、全国(ぜんこく)中学生(ちゅうがくせい)選手権(せんしゅけん)などで優勝(ゆうしょう)。レスリングの強豪(きょうごう)、日本(にほん)体育(たいいく)大学(だいがく)に進(すす)み、学生(がくせい)王者(おうじゃ)に輝(かがや)くなどの活躍(かつやく)をしてきました。

　国内(こくない)の五輪(ごりん)代表(だいひょう)を選(えら)ぶ大会(たいかい)で敗(やぶ)れていたため、パリ五輪(ごりん)出場(しゅつじょう)はかなわぬ夢(ゆめ)に終(お)わるかと思(おも)われました。しかし、最後(さいご)の国内(こくない)選考(せんこう)となった２０２３年(ねん)１２月(がつ)の全日本(ぜんにほん)選手権(せんしゅけん)で優勝(ゆうしょう)。アジア予選(よせん)出場(しゅつじょう)の権利(けんり)をつかみました。

　この日(ひ)行(おこな)われたアジア予選(よせん)では、タジキスタン選手(せんしゅ)との初戦(しょせん)を１０―７で勝利(しょうり)。準々決勝(じゅんじゅんけっしょう)で、韓国(かんこく)選手(せんしゅ)を圧倒(あっとう)しました。勝(か)てば五輪(ごりん)行(い)きが決(き)まる大一番(おおいちばん)の準決勝(じゅんけっしょう)は、中国(ちゅうごく)選手(せんしゅ)と対戦(たいせん)。清岡(きよおか)選手(せんしゅ)は序盤(じょばん)から優位(ゆうい)に攻(せ)めて圧勝(あっしょう)し、五輪(ごりん)出場(しゅつじょう)の条件(じょうけん)だった上位(じょうい)２人(ふたり)に入(はい)りました。

　清岡(きよおか)選手(せんしゅ)は「五輪(ごりん)を決(き)められたことは良(よ)かったが、総合(そうごう)的(てき)に見(み)ればまだまだ課題(かだい)がある。ここは金(きん)メダルを取(と)るための通過点(つうかてん)。多(おお)くの方(かた)に支(ささ)えてもらっていることに感謝(かんしゃ)して、パリまで突(つ)っ走(ぱし)っていく」と話(はな)しています。

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