「まいごのモリーのおかいもの」

2024.04.26 05:00

「まいごのモリーのおかいもの」

高知新聞社

助けて！わにのかばん
　モリーは、おかあさんといちばへおかいものです。いろいろな動物(どうぶつ)たちがお店(みせ)を出(だ)しています。そして、モリーは、きょうもまいごに。こまったなあ。

　いぼいのししのふうせんやさんを見(み)て、いい考(かんが)えがうかびました。わにのかばんをふくらませて、空(そら)からおかあさんをさがしたら、見(み)つかるかも。でもそれは、むちゃな考(かんが)え。わにのかばんは、「ひどいねえ」と目(め)をそらせますが、やっぱりモリーのために、わにのふうせんになります。おかあさんに会(あ)えるでしょうか？

　モリーとわにのかばんは、いつもいっしょです。わにのかばんは、ただのかばんではないのです。びっくりするようなことができるのです。

　作者(さくしゃ)は高知(こうち)県(けん)生(う)まれ。本(ほん)作品(さくひん)は、『まいごのモリーとわにのかばん』『まいごのモリーとこうもりのかさ』に続(つづ)く、シリーズ第(だい)３作(さく)目(め)。（ＮＰＯ法人(ほうじん)高知(こうち)こどもの図書館(としょかん)　岸野(きしの)昌子(まさこ)）

「まいごのモリーのおかいもの」 こまつのぶひさ／文　はたこうしろう／絵　童心社　小学校低学年以上

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