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2024.04.11 05:00

ふんで作ったたい肥人気 県内の動物園が取り組み

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シマウマのふんを集める飼育員(高知市のわんぱーくこうちアニマルランド)

シマウマのふんを集める飼育員(高知市のわんぱーくこうちアニマルランド)

 高知(こうち)県内(けんない)動物園(どうぶつえん)では(なが)(あいだ)毎日(まいにち)()動物(どうぶつ)のふんをたい()にする()()みを(つづ)けています。SDGs(持続(じぞく)可能(かのう)開発(かいはつ)目標(もくひょう))に()った()()みで、家庭(かてい)菜園(さいえん)などに使(つか)った(ひと)は「(つち)がふかふかになる」「(あじ)がよくなる()がする」とひそかな人気(にんき)になっているそうです。

 香南(こうなん)()県立(けんりつ)のいち動物(どうぶつ)公園(こうえん)は、小型(こがた)中型(ちゅうがた)草食(そうしょく)動物(どうぶつ)肉食(にくしょく)動物(どうぶつ)のふんを汚水(おすい)(かん)から(えん)処理場(しょりじょう)へ。その()下水道(げすいどう)(なが)しているといいます。

 ただ、キリンやシマウマは、ふん自体(じたい)(りょう)(おお)(うえ)に、せんいも(おお)いことなどから、開園(かいえん)したころから(べつ)()けて、たい()(つく)っている地元(じもと)農協(のうきょう)回収(かいしゅう)してもらっていました。2001(ねん)にたい()(つく)るための、かくはん()()()れてからは、動物園(どうぶつえん)(なか)(つく)っています。2022年度(ねんど)には(やく)3.2トンを(つく)りました。

 たい()動物園(どうぶつえん)草木(くさき)(そだ)てるために使(つか)うほか、来園(らいえん)した(ひと)無料(むりょう)(くば)っています。毎月(まいつき)(だい)土曜日(どようび)の「エコでぇ~」には、希望(きぼう)する100(にん)に1ふくろ600グラムをわたしています。

 高知(こうち)()のわんぱーくこうちアニマルランドにいるシマウマやクマなどのふんも、たい()となって活用(かつよう)されています。

 また、アニマルランドでは今年(ことし)(きず)()いた野菜(やさい)果物(くだもの)など()てる予定(よてい)食材(しょくざい)を、動物(どうぶつ)のえさとして寄付(きふ)してもらう()()みを(おこな)っています。予想(よそう)以上(いじょう)反響(はんきょう)があり、2024年度(ねんど)(つづ)けることが()まったそうです。

 動物(どうぶつ)のふんからたい()ができ、たい()(そだ)てた食材(しょくざい)動物(どうぶつ)()べて()し、またたい()に―。そんな循環(じゅんかん)()まれる、かもしれません。

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