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2024.04.03 15:29

SNS投稿の岡口判事を罷免 表現行為で初、弾劾裁判

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 交流サイト(SNS)への投稿で殺人事件の遺族を中傷したなどとして訴追された仙台高裁の岡口基一判事(58)=職務停止中=の弾劾裁判で、裁判官弾劾裁判所(裁判長・船田元衆院議員)は3日、岡口氏を罷免する判決を言い渡した。SNS投稿などの表現行為を理由とした判断は初めて。事件遺族の名誉を毀損したと認め「裁判官としての威信を著しく失うべき非行」と結論付けた。


 弾劾裁判による裁判官の罷免は約11年ぶりで、1947年の制度開始以降8人目。不服申し立てはできず、退職金は出ない可能性が高い。最低5年間は法曹資格を失い、弁護士にもなれない。


 船田裁判長はまず、罷免理由の「非行」に当たるかどうかは「裁判官に対する一般国民の尊敬と信頼」を基準にすべきだと判示し、一連の表現行為は非行に該当すると認定した。


 岡口氏が遺族からの抗議などを受けても投稿などを執拗に繰り返し、遺族感情を傷つけた点に関し「表現の自由として裁判官に許容される限度を逸脱した」と指摘した。

(c)KYODONEWS

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