「ふしぎだらけのウナギ」

2024.04.12 05:00

「ふしぎだらけのウナギ」

高知新聞社

身近なウナギの秘密
　みなさん、ウナギは好(す)きですか？　高知(こうち)にはウナギ好(ず)きが多(おお)いのか、うなぎ専門店(せんもんてん)が多(おお)いです。もちろん僕(ぼく)もウナギは大(だい)好物(こうぶつ)です。ウナギは栄養(えいよう)がある食(た)べものとして昔(むかし)から食(た)べられていますが、なぞが多(おお)い生(い)き物(もの)です。

　河口(かこう)付近(ふきん)ではシラスウナギと呼(よ)ばれるこどものウナギ。山(やま)の近(ちか)くの川(かわ)ではおとなのウナギがとれます。でも、ウナギが生(う)まれるのは日本(にほん)から遠(とお)くはなれた、グアム島(とう)やフィリピンの近(ちか)くの海(うみ)です。

海(うみ)で卵(たまご)から生(う)まれて川(かわ)にあがり、５～１０年(ねん)かけて成長(せいちょう)した後(あと)に海(うみ)に戻(もど)り卵(たまご)を生(う)むという一生(いっしょう)をすごします。最近(さいきん)はウナギがへっていて、漁(りょう)を制限(せいげん)したり、卵(たまご)からおとなになるまで人(ひと)の手(て)で育(そだ)てる研究(けんきゅう)もされています。

　この本(ほん)は、こうしたウナギの秘密(ひみつ)や料理(りょうり)、伝説(でんせつ)などをたくさんの図(ず)や写真(しゃしん)でわかりやすく説明(せつめい)しています。（ＮＰＯ法人(ほうじん)高知(こうち)こどもの図書館(としょかん)　門田(かどた)幹也(みきや)）

「ふしぎだらけのウナギ」 黒木真里／監修　岩崎書店　小学校高学年以上

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