国内最大の蛇行剣を初公開　橿考研博、４月７日まで

2024.03.30 15:32

国内最大の蛇行剣を初公開　橿考研博、４月７日まで

高知新聞社

　奈良県立橿原考古学研究所付属博物館で一般公開が始まった蛇行剣＝３０日午後、橿原市

　奈良市の富雄丸山古墳（４世紀後半、円墳）で出土した国内最大という蛇行剣の初の一般公開が３０日、奈良県立橿原考古学研究所付属博物館（同県橿原市）で始まった。剣身を収めるさやに入れた状態の蛇行剣の全長は約２・８メートルで、古墳時代の東アジアでも最大とされる鉄剣を一目見ようと、大勢の考古学ファンが詰めかけた。公開は４月７日まで。

　蛇行剣は発掘後、同研究所で土やさびなどを落とすクリーニングをしていた。剣を握る柄には、剣の特徴である柄縁突起がある一方、刀の特徴であるくさび形の柄頭が付くという形状なども解説パネルで紹介している。

　４月１日は休館。観覧料が必要。

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