高知市の屋台、名残惜しむ行列　3月末で移転や廃業...常連客「ここに思い出がある」

2024.03.30 08:42

高知市の屋台、名残惜しむ行列　3月末で移転や廃業...常連客「ここに思い出がある」

高知新聞社

移転する「松ちゃん」では名残を惜しむ客が行列をつくった（写真はいずれも高知市のグリーンロード＝森本敦士撮影）

　高知市の繁華街で夜の活気を支えた屋台。市が移転期限とする３月末が迫る中、グリーンロード北側などの店は県内外のなじみ客でごった返す。時には酔って語り合い、時には寒風に身を縮めてラーメンをすすり―。思い出とともに、消えゆく屋台文化を寂しがる声がそこここで上がっている。　

　グリーンロードはガイドブックなどで、屋台が並ぶ名物通りとして紹介されてきた。古くからプロ野球選手や芸能人も多く訪れ、１９９９年には当時のダイエーホークス・王貞治監督と、西武ライオンズのルーキー、松坂大輔選手がばったり居合わせたことも。