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2024.04.01 05:00

内原野の登り窯で4年ぶり窯たき 安芸市

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夜通し行われた窯たき。窯の中は1200度を超える(安芸市の内原野陶芸館)

夜通し行われた窯たき。窯の中は1200度を超える(安芸市の内原野陶芸館)

 安芸(あき)()川北(かわきた)(おつ)内原(うちはら)()陶芸館(とうげいかん)が3(がつ)26、27(にち)伝統(でんとう)(のぼ)(がま)使(つか)(かま)たきを4(ねん)ぶりに(おこな)い、高知(こうち)県内(けんない)陶芸家(とうげいか)()ちこんだ(やく)(せん)(てん)()()げました。

 江戸(えど)時代(じだい)(ひろ)がった(のぼ)(がま)は、江戸(えど)時代(じだい)末期(まっき)(はじ)まった(うち)原野(はらの)(やき)でも使(つか)われました。しかし、現在(げんざい)使(つか)われているのは2005(ねん)(つく)られた内原(うちはら)()陶芸館(とうげいかん)の1()だけ。伝統(でんとう)技術(ぎじゅつ)()けつごうと(ねん)に1()(かま)たきをしていましたが、2021年以降(ねんいこう)新型(しんがた)コロナウイルスのえいきょうで中止(ちゅうし)(つづ)いていました。

 斜面(しゃめん)にある(のぼ)(がま)は、(よっ)つの部屋(へや)階段(かいだん)のように(つら)なり、一番下(いちばんした)の「大口(おおぐち)」にまきをくべると、となりの部屋(へや)にゆっくりと(ねつ)(つた)わる仕組(しく)み。(かま)温度(おんど)は1200()以上(いじょう)になり、(はい)()けてガラス(じょう)変化(へんか)し、天然(てんねん)釉薬(ゆうやく)となります。そのため、(はい)のかかり具合(ぐあい)(ほのお)()たり(かた)でそれぞれちがった(あじ)わいの作品(さくひん)仕上(しあ)がるのが(とく)ちょうです。

 今回(こんかい)は、3(がつ)22(にち)陶芸館(とうげいかん)高知(こうち)市内(しない)陶芸家(とうげいか)作品(さくひん)(かま)(なか)へ。2()かけて(かま)にこもった湿気(しっけ)()ばした(あと)、3(がつ)26(にち)作業(さぎょう)(はじ)め、夜通(よどお)しで(やく)25時間(じかん)陶芸家(とうげいか)ら5(にん)見守(みまも)りました。

 (かま)温度(おんど)(ほのお)(いきお)いを見極(みきわ)め、軍手(ぐんて)を3(じゅう)にはめた()でまきを次々(つぎつぎ)(かま)(なか)へ。火入(ひい)れから(やく)15時間(じかん)大口(おおぐち)(せん)()(たっ)すると、(ほのお)黄金色(こがねいろ)のかがやきを()せました。

 陶芸館(とうげいかん)陶芸家(とうげいか)西()()()さん(52)さんは「(ひさ)しぶりだったが、みんな(かん)がにぶってなくてよかった。(ちょう)アナログな(おお)きな(かま)をコントロールしゆう(かん)じがえいね。作品(さくひん)()()すのも(たの)しみ」。(かま)()やした(あと)、4(がつ)()(なか)作品(さくひん)()()し、4(がつ)14()()づくり(のぼ)(がま)フェスタで展示(てんじ)販売(はんばい)します。

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