龍馬になりきり小学生が夢宣言　高知市で脱藩祭

2024.03.28 05:00

龍馬になりきり小学生が夢宣言　高知市で脱藩祭

高知新聞社

龍馬になりきって〝脱藩〟する児童ら（高知市の和霊神社）

　坂本(さかもと)龍馬(りょうま)が脱藩(だっぱん)の成功(せいこう)を祈願(きがん)したとされる高知(こうち)市(し)神田(こうだ)の和霊(われい)神社(じんじゃ)で２４日(か)、「第(だい)４０回(かい)龍馬(りょうま)脱藩(だっぱん)祭(さい)」が行(おこな)われました。地元(じもと)の小学生(しょうがくせい)が龍馬(りょうま)になりきって参道(さんどう)を下(くだ)り、脱藩(だっぱん)の様子(ようす)を再現(さいげん)しました。

　龍馬(りょうま)は１８６２（文久(ぶんきゅう)２）年(ねん)３月(がつ)２４日(か)の脱藩(だっぱん)前(まえ)、先祖(せんぞ)が建(た)てた和霊(われい)神社(じんじゃ)に立(た)ち寄(よ)り、水(みず)杯(さかずき)で成功(せいこう)を祈願(きがん)したとされています。

　この日(ひ)、和霊(われい)神社(じんじゃ)の境内(けいだい)で神田(こうだ)小学校(しょうがっこう)４年生(ねんせい)の５人(にん)が「龍馬(りょうま)さんも子(こ)どもの時(とき)はふつうの人(ひと)でした。ぼくも日本一(にほんいち)の水泳(すいえい)選手(せんしゅ)になりたい」「（龍馬(りょうま)のように）得(え)た情報(じょうほう)を自分(じぶん)の力(ちから)に変(か)えて、手芸(しゅげい)の教室(きょうしつ)を開(ひら)きたい」などと将来(しょうらい)の夢(ゆめ)を宣言(せんげん)。たいまつを手(て)に、雨(あめ)にぬれた石段(いしだん)を一段(いちだん)一段(いちだん)、大人(おとな)といっしょに慎重(しんちょう)に下(お)りました。

　広田()結()衣()さん（１０）は「すべりやすくて結構(けっこう)こわかった。龍馬(りょうま)も脱藩(だっぱん)するときこわかったんじゃないかな」と思(おも)いをはせていました。

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