土佐清水市の幡陽小で休校式　「最後に思い出」

2024.03.27 05:00

土佐清水市の幡陽小で休校式　「最後に思い出」

高知新聞社

最後の在校生や卒業生ら出席者全員で校歌を斉唱し、思い出を刻んだ幡陽小学校の休校式（土佐清水市の幡陽小）

　３月末(がつまつ)で長(なが)い歴史(れきし)に幕(まく)を閉(と)じる土佐清水(とさしみず)市(し)大(おお)岐(き)の幡(ばん)陽(よう)小学校(しょうがっこう)で２４日(か)、休校式(きゅうこうしき)が行(おこな)われました。

　清水小(しみずしょう)に統合(とうごう)される幡(ばん)陽(よう)小(しょう)（渡辺()昌幸()校長(こうちょう)）の休校(きゅうこう)式(しき)には、卒業生(そつぎょうせい)や住民(じゅうみん)ら約(やく)２５０人(にん)が集(つど)いました。

　幡(ばん)陽(よう)小(しょう)は１９２２（大正(たいしょう)１１）年(ねん)に以(い)布(ぶ)利(り)、大(おお)岐(き)の尋常(じんじょう)小学校(しょうがっこう)を統合(とうごう)し創立(そうりつ)。これまでに２８９０人(にん)が巣立(すだ)ちました。

　式(しき)では、渡辺()校長(こうちょう)が「幡(ばん)陽(よう)小(しょう)の歴史(れきし)や文化(ぶんか)は、統合後(とうごうご)も引(ひ)きつがれる。地域(ちいき)の愛情(あいじょう)と自然(しぜん)の豊(ゆた)かさを体(からだ)に宿(やど)らせ、世界(せかい)へ羽(は)ばたいてください」とあいさつ。３～６年生(ねんせい)５人(にん)がステージに上(あ)がり、大(おお)敷(し)き網(あみ)漁(りょう)やサーフィン体験(たいけん)などの思(おも)い出(で)をふり返(かえ)りました。また、合唱(がっしょう)や太鼓(たいこ)演奏(えんそう)も披露(ひろう)し、会場(かいじょう)からアンコールの拍手(はくしゅ)が送(おく)られました。

　最後(さいご)は、出席者(しゅっせきしゃ)全員(ぜんいん)で記念(きねん)撮影(さつえい)や校歌(こうか)を斉唱(せいしょう)。６年(ねん)の福永(ふくなが)あおさん（１２）は「たくさんの人(ひと)が来(き)てくれてうれしかった。休校(きゅうこう)は悲(かな)しいけど、最後(さいご)に思(おも)い出(で)ができた」と話(はな)していました。

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