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2024.03.26 05:00

県内3小学校で休・閉校式 精華小「ありがとう」 興津小「学びをほこりに」 下ノ加江小「4人で思い出」

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「長い間、ありがとうございました」。閉校式で声をそろえる精華小の児童たち(津野町の精華小)

「長い間、ありがとうございました」。閉校式で声をそろえる精華小の児童たち(津野町の精華小)

 児童数(じどうすう)減少(げんしょう)歴史(れきし)()じる県内(けんない)津野(つの)(ちょう)大野(おおの)精華(せいか)小学校(しょうがっこう)四万十(しまんと)(ちょう)興津(おきつ)興津(おきつ)(しょう)土佐清水(とさしみず)()下ノ(しもの)()()下ノ(しもの)()()(しょう)で23(にち)(きゅう)閉校式(へいこうしき)(おこな)われ、児童(じどう)住民(じゅうみん)らが(おも)()のつまった(まな)びやに(わか)れを()げました。
 
「絆」の文字が刻まれた閉校記念碑の前に立つ興津小学校の児童たち(四万十町の興津小)

「絆」の文字が刻まれた閉校記念碑の前に立つ興津小学校の児童たち(四万十町の興津小)

 創立(そうりつ)150(ねん)で4(がつ)から葉山(はやま)小学校(しょうがっこう)統合(とうごう)する津野(つの)(ちょう)精華(せいか)(しょう)大野()和代()校長(こうちょう))の閉校式(へいこうしき)では、卒業生(そつぎょうせい)地域(ちいき)(ひと)(やく)300(にん)(つど)いました。

4人で息を合わせ、力強い太鼓演奏を披露する下ノ加江小学校の子どもたち(土佐清水市の下ノ加江小)

4人で息を合わせ、力強い太鼓演奏を披露する下ノ加江小学校の子どもたち(土佐清水市の下ノ加江小)

 1874(ねん)寺子屋(てらこや)として(はじ)まった精華(せいか)(しょう)は14年前(ねんまえ)白石(しらいし)(しょう)統合(とうごう)。2023年度(ねんど)は42(にん)(まな)び、これまでに5346(にん)巣立(すだ)ちました。

 式典(しきてん)では6年生(ねんせい)(にん)白石(しらいし)太鼓(だいこ)力強(ちからづよ)披露(ひろう)(あつ)まった全員(ぜんいん)体育館(たいいくかん)最後(さいご)校歌(こうか)をひびかせました。6(ねん)高橋()()さんと全校(ぜんこう)児童(じどう)が「精華(せいか)(しょう)(なが)(あいだ)ありがとうございました」と(こえ)をそろえると、なみだぐむ(ひと)もいました。

 四万十(しまんと)(ちょう)(ひがし)(また)小学校(しょうがっこう)統合(とうごう)される興津(おきつ)(しょう)閉校式(へいこうしき)には、地域(ちいき)住民(じゅうみん)(やく)160(にん)参加(さんか)卒業生(そつぎょうせい)2人(ふたり)をふくむ、最後(さいご)児童(じどう)18(にん)(おく)()しました。

 興津(おきつ)(しょう)源流(げんりゅう)は1874(ねん)創立(そうりつ)の「修道(しゅうどう)(がく)(しゃ)」。記録(きろく)(のこ)る1891年度(ねんど)以降(いこう)の133年間(ねんかん)で、4932(にん)巣立(すだ)ちました。

 2005年度(ねんど)からは地域(ちいき)()ざした防災(ぼうさい)教育(きょういく)()()み、「1・17防災(ぼうさい)未来(みらい)(しょう)『ぼうさい甲子園(こうしえん)』」で2()大賞(たいしょう)にかがやきました。

 (しき)では、坂本()()()校長(こうちょう)が「ここで(まな)んだことをほこりとして、かけがえのない(おも)()ときずなを大切(たいせつ)にしてほしい」とあいさつしました。

 卒業生(そつぎょうせい)津野()()々さん(12)は「(うみ)(あそ)んだりウミガメにふれたりして(たの)しかった。(うみ)津波(つなみ)など危険(きけん)ももたらすけれど、防災(ぼうさい)学習(がくしゅう)()知識(ちしき)今後(こんご)どこに()っても(やく)()つと(おも)います」と(はな)していました。
 
 清水(しみず)小学校(しょうがっこう)統合(とうごう)される下ノ(しもの)()()小学校(しょうがっこう)()淳一()校長(こうちょう))の休校(きゅうこう)(しき)では、最後(さいご)在校生(ざいこうせい)卒業生(そつぎょうせい)(やく)200(にん)出席(しゅっせき)し、150(ねん)(つづ)いた母校(ぼこう)との(わか)れをおしみました。

 下ノ(しもの)()()(しょう)は1873(ねん)(しも)(かや)(きた)(しょう)として開校(かいこう)確認(かくにん)できるだけでこれまでに5800(にん)以上(いじょう)卒業生(そつぎょうせい)(おく)()しました。

 (しき)では3~5年生(ねんせい)(にん)校歌(こうか)などを合唱(がっしょう)手作(てづく)りの衣装(いしょう)()てしばてん(おど)りを披露(ひろう)すると、会場(かいじょう)はにこやかな雰囲気(ふんいき)(つつ)まれました。練習(れんしゅう)(かさ)ねた太鼓(たいこ)力強(ちからづよ)くたたき、盛大(せいだい)拍手(はくしゅ)(おく)られました。

 5(ねん)松岡()()()()さん(11)は「(うた)(とき)()かないようにがまんした。この4(にん)(おも)()をつくれて()かった」。父親(ちちおや)下ノ(しもの)()()(しょう)OBの()一朗()さん(41)はあいさつで「歴史(れきし)(かず)だけ(ひと)がいて、(きず)いてきたものがある。休校(きゅうこう)残念(ざんねん)でさみしいが、ここでの(おも)()(むね)地域(ちいき)でがんばっていきたい」と(はな)していました。

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