2024年 05月25日(土)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2024.03.13 18:42

コロナ脳症重くなりやすく 死亡・後遺症が25%超

SHARE

 新型コロナウイルスに感染して急性脳症を発症した子ども103人を分析したところ、死亡したり、重い後遺症があったりした例が25%以上を占め、他のウイルス感染症に比べ多かったとの結果を、東京女子医大や東京都医学総合研究所などのチームが13日までにまとめた。チームは症状や治療法をまとめた指針を作る方針。


 医学総合研究所の佐久間啓プロジェクトリーダーは「現状では新型コロナにかからないようにする他に、発症を防ぐ方法がない」と感染対策の徹底を呼びかけている。


 感染症による急性脳症は、発熱に伴うけいれんや、免疫の過剰な反応で神経細胞が傷つくのが原因とされる。新型コロナでは数万人に1人の割合で発症するとされるが、重症化のしやすさなどは、はっきりしていない。


 チームは、日本小児神経学会を通じて、2020年1月~22年11月に新型コロナに感染し、急性脳症になった18歳未満の103人を分析した。


 11人が死亡し、17人に重度の後遺症があった。合わせて約27%に上る。インフルエンザなどに比べて頻度が高いという。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N医療

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月