2024年 05月05日(日)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

2024.03.12 10:34

工藤会トップ、二審は無期懲役 死刑判決破棄、殺人は無罪

SHARE

 特定危険指定暴力団工藤会が関わった一般市民襲撃4事件で、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われた会トップの総裁野村悟被告(77)の控訴審判決で、福岡高裁は12日、死刑とした2021年の一審福岡地裁判決を部分的に破棄し、無期懲役を言い渡した。殺人について無罪、組織的殺人未遂3件を有罪とした。


 市川太志裁判長は判決理由で、1998年の元漁協組合長射殺事件に関し「共謀は論理則、経験則に照らし是認できない。破棄は免れない」と指摘した。ナンバー2の会長田上不美夫被告(67)については無期懲役とした一審判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。


 2人の控訴審は昨年9月に始まり、被告人質問のほか、元組合長射殺事件で服役中の実行犯への証人尋問を実施した。野村被告は一審に続き無罪を主張し、田上被告は全4事件への関与否定から一転。13年の看護師襲撃と14年の歯科医師襲撃の組織的殺人未遂2事件で自身の指示を認め、野村被告の指示や了解を否定した。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N主要 N社会

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月