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2024.03.11 10:46

「命守る」心に誓う、震災13年 各地で追悼、共感と教訓を能登へ

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 東日本大震災から13年、朝日を浴びる宮城県南三陸町の防災対策庁舎=11日午前6時43分

 東日本大震災と福島第1原発事故は11日、発生から13年となった。地震発生時刻の午後2時46分、各地で手を合わせ黙とう。能登半島地震の被災者に「苦しい経験は同じ」と思いを寄せ、「二度と災害で命を失ってはいけない」と震災の教訓を継承していくことを強く誓った。


 福島市では県主催の追悼式典があった。遺族代表で、両親や祖父母を津波で失った鍋島悠輔さん(20)は「普段から防災を意識し、津波が近づいている時は逃げることが大切だ」と訴えた。


 児童・教職員計84人が犠牲になった宮城県石巻市の大川小では、法要を開催。次女を亡くした紫桃隆洋さん(59)は「生きていたら今ごろ何をしていただろうと考える」と話した。


 43人が犠牲になった同県南三陸町の防災対策庁舎。職員だった父良人さんを亡くした理学療法士の阿部太哉さん(39)は「ここは父の最期の場所であり、かけがえのない場所」と建物を見上げた。


 同県石巻市の「がんばろう!石巻」看板の前では、能登半島地震発生時刻の午後4時10分、能登に向かって黙とうした。

(c)KYODONEWS

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