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2024.03.10 08:30

「どぶろく列車」観光客満喫 ごめん・なはり線 高知県中東部の食材も楽しむ

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列車内に設けられた座敷で、どぶろくを片手に乾杯する参加者ら(香南市内)

列車内に設けられた座敷で、どぶろくを味わう参加者ら(香南市内)

 列車内で県中東部3生産者のどぶろくを堪能する「どぶろくおきゃく列車」が9日、 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線を往復し、県内外の40人が飲み比べや生産者らとの交流を楽しんだ。

 「土佐の『おきゃく』2024」の関連行事。くろ鉄は、これまで「バー列車」などのイベントを開いてきたが、どぶろくは初めてという。

 大豊町の「農家食堂ファミリー大杉」、香南市の「どぶろく工房香南」、奈半利町の「農家食堂まえまき」による計8種が用意され、「乾杯!」のかけ声で午前11時半に南国市の後免駅を出発。田舎ずしや地元食材をふんだんに使った弁当も並んだ。

 生産者らが「甘口はとろっと口当たりが良く、辛口は一口で口の中にカーっとくるきつさがあります」などとお酌をしながら説明に回ると、参加者は「香りが良くて飲みやすい」「それぞれ個性があって良い」などと笑顔を見せていた。

 大阪から友人と参加した山口和則さん(62)は「毎年おきゃくを楽しみにしているけど、どぶろくは初めて。意外と飲みやすくて、新しいお酒の楽しみ方を知りました」と喜んでいた。(深田恵衣)

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