2024.02.29 16:59
那須雪崩、禁錮4年を求刑 3教諭らに、8人死亡事故
栃木県那須町のスキー場付近の国有林で2017年、高校山岳部員ら8人が亡くなった雪崩事故で、業務上過失致死傷罪に問われた、講習会責任者だった教諭ら3人の論告求刑公判が29日、宇都宮地裁(滝岡俊文裁判長)で開かれた。検察側は3人にいずれも禁錮4年を求刑、被告側はそれぞれ無罪を主張して結審した。判決は5月30日。
3人は、責任者だった猪瀬修一被告(57)と、生徒を引率した菅又久雄被告(55)、渡辺浩典被告(61)。
起訴状によると3人は17年3月27日、雪崩が起きる危険を予想できたのに急斜面で歩行訓練を実施、生徒7人と教員1人を死亡させ、5人にけがをさせたなどとしている。