小中学生の力作２５１５点　高知県立美術館で「第７４回こども県展」

2024.03.01 05:00

小中学生の力作２５１５点　高知県立美術館で「第７４回こども県展」

高知新聞社

子どもたちの力作が並んだ「第７４回こども県展」（高知市の県立美術館）

　高知(こうち)県内(けんない)の小(しょう)中学生(ちゅうがくせい)の力作(りきさく)を集(あつ)めた「第(だい)７４回(かい)こども県展(けんてん)」（高知(こうち)新聞社(しんぶんしゃ)、RKC高知(こうち)放送(ほうそう)、県(けん)教育(きょういく)文化祭(ぶんかさい)運営(うんえい)協議会(きょうぎかい)主催(しゅさい)）が２月(がつ)２７日(にち)、高知(こうち)市(し)高須(たかす)の県立(けんりつ)美術館(びじゅつかん)で開幕(かいまく)しました。図画(ずが)、毛筆(もうひつ)、硬筆(こうひつ)、条幅(じょうふく)の４部門(ぶもん)で計(けい)５万(まん)８４０１点(てん)の応募(おうぼ)があり、推薦(すいせん)、特選(とくせん)となった作品(さくひん)計(けい)２５１５点(てん)が展示(てんじ)されています。3月(がつ)３日(か)まで。

　図画(ずが)の部(ぶ)の会場(かいじょう)には、昆虫(こんちゅう)や動物(どうぶつ)を画用紙(がようし)いっぱいに表現(ひょうげん)した作品(さくひん)のほか、友達(ともだち)や身近(みぢか)な風景(ふうけい)をしっかり見(み)つめた作品(さくひん)がずらり。他(ほか)の部門(ぶもん)の会場(かいじょう)でも、力強(ちからづよ)くのびやかな毛筆(もうひつ)やていねいでバランスの取(と)れた硬筆(こうひつ)、躍動感(やくどうかん)あふれる条幅(じょうふく)が並(なら)びました。

　会場(かいじょう)では、孫(まご)や子(こ)どもの作品(さくひん)を探(さが)す人(ひと)たちが目立(めだ)ちました。

　アコーディオンを演奏(えんそう)する様子(ようす)をかいた絵(え)で、小学(しょうがく)３年(ねん)の孫(まご)が特選(とくせん)に選(えら)ばれた高知(こうち)市(し)瀬戸(せと)西(にし)町(まち)３丁目(ちょうめ)の山下()由美()さん（７３）は「どんな絵(え)か楽(たの)しみにして来(き)ました。ダイナミックにかけていますね」。香美(かみ)市(し)土佐山田(とさやまだ)町(ちょう)楠目(くずめ)の藤村()保()英()さん（８０）は、中学(ちゅうがく)２年(ねん)の孫(まご)が４部門(ぶもん)で推薦(すいせん)、特選(とくせん)を受賞(じゅしょう)。「孫(まご)の活躍(かつやく)を見(み)られてうれしい。成長(せいちょう)が楽(たの)しみです」とほほ笑(ほほえ)んでいました。

　入場(にゅうじょう)無料(むりょう)。午前(ごぜん)９時(じ)から午後(ごご)５時(じ)まで。３日(か)に表彰(ひょうしょう)式(しき)を行(おこな)います。

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