2024年 05月03日(金)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

2024.02.28 20:16

万博海外館、10月完成「無理」 複数国が超過予測、工程形骸化

SHARE

 大阪・関西万博に向けて整備が進む大阪市の夢洲

 2025年大阪・関西万博に参加する海外各国が自前で建設するパビリオン「タイプA」を巡り、日本国際博覧会協会(万博協会)が2月に公表した最新の建設工程に、複数国が間に合わない状況であることが分かった。各国関係者が28日明らかにした。協会はタイプAの建設遅れに対応するため、建築工事完了時期を従来の今年7月から10月に3カ月遅らせたばかりだが、新たな想定が早くも形骸化している。


 協会幹部は取材に「(最新工程は)あくまで目安だ」とし、開幕日に間に合うように準備を進めていると強調している。


 タイプAは当初、60カ国(56施設)が予定。このうち着工に必要な行政手続きの完了が確認できたのは、28日までにシンガポール、アイルランド、サウジアラビアなど7カ国のみ。最も工程が進んでいるグループだが、大阪市に提出した関連書類では、建築工事を終える工事完了予定日を、6カ国が11月9日~25年3月31日、中国は開幕日の25年4月13日と記載している。ある国の関係者は「万博協会の見通しは甘いのではないか」と話した。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N社会

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月