ＮＹ地下鉄の無賃乗車、対策難航　新型改札導入も不正手口拡散

2024.02.24 14:48

ＮＹ地下鉄の無賃乗車、対策難航　新型改札導入も不正手口拡散

高知新聞社

　ニューヨークの地下鉄駅で導入された新型の改札機＝５日（共同）

　【ニューヨーク共同】米ニューヨークの地下鉄で横行する無賃乗車への対策が難航している。運行する都市圏交通公社（ＭＴＡ）は昨年１２月、すり抜けにくい新型の改札機を導入したが、交流サイト（ＳＮＳ）で不正な手口を披露する動画が拡散。専門家は「取り締まりよりも運賃を払えない貧困層の支援を優先すべきだ」と指摘している。

　ＭＴＡによると、２０２２年の地下鉄の不正乗車による損失は２億８５００万ドル（約４３０億円）に上る。駅では改札の回転式バーを跳び越えたり、車いす利用客用の入り口から入ったりして一律運賃２・９ドルの支払いを免れている。

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