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2024.02.25 08:38

三原米麹で新どぶろく「みはらのこ」 原料全て高知県三原村産 「村への愛着も深めて」と生産者

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新商品「みはらのこ」を振る舞う生産者ら(三原村宮ノ川)

新商品「みはらのこ」を振る舞う生産者ら(三原村宮ノ川)

 三原村宮ノ川の土佐三原どぶろくが23日、新商品「みはらのこ」を発売した。米だけでなく米麹(こうじ)も三原米から作るなど地元産にこだわった一品で、生産者は「オール三原産のお酒。村への愛着も深めてほしい」との思いも瓶に詰め込んでいる。

 同社は2023年、村内に工場を新築。それぞれにどぶろくを造っていた村内5戸の生産農家が銘柄を統一し、共同生産に取り組んでいる。これまで甘口、辛口の2品を販売していたが、米麹は村外の国産米によるものを使っていた。

 ただ同村は、標高120メートルの高原に位置し、寒暖差と澄んだ水に恵まれた米どころ。そこで、米麹も三原米を使いたいと、すくも酒造(宿毛市)で製造してもらい、どぶろくの試作を重ねていた。

 この日は工場前で試飲会が開かれ、しし鍋や漬物などと相性抜群の食べ物とともにどぶろくが振る舞われた。くいっと一杯味見して、「うまいっ」とおかわりする人も。同社の代表社員、東久美さん(62)は「深みのあるフルーティーな味わいを楽しんでほしい」と話していた。

 500ミリリットルで税別2200円。同社は年間千本の売り上げを目指している。問い合わせは同社(0880・46・2681)へ。(坂本出)

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