大林組、鉄骨の重さ「計算ミス」　ビル建設事故で警視庁に説明

2024.02.11 11:06

大林組、鉄骨の重さ「計算ミス」　ビル建設事故で警視庁に説明

高知新聞社

　昨年９月、警視庁による現場検証が行われた、転落事故があったビル建設現場＝東京都中央区（共同通信社ヘリから）

　昨年９月、ＪＲ東京駅近くのビル建設現場で７階部分から鉄骨の梁と共に作業員５人が転落し死傷した事故で、工事を請け負った大林組が「鉄骨の重さの計算ミスがあった」と警視庁に説明していることが１１日、捜査関係者への取材で分かった。梁を支える「支保工」と呼ばれる仮設の土台に、想定以上の重さがかかった可能性があり、警視庁は業務上過失致死傷の疑いで捜査している。

　支保工は３階から組まれ、７階部分の梁と梁の継ぎ目付近を支えていたとみられる。大林組は１月、ホームページで「被災者の方々の行動や作業に関して問題は一切なく、責任は当社側にあるものと考えている」と公表した。

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