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2024.02.09 07:43

イスラエル、人道回廊の設置検討 南部ラファ攻撃、米は犠牲懸念

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 イスラエル軍の攻撃を受けたガザ地区南部ラファの建物近くで少女を抱くパレスチナ人男性=8日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザでの戦闘で、イスラエル首相府のゲンデルマン報道官は8日、軍が準備を進めるガザ最南端ラファへの本格攻撃について「民間人被害を最大限抑える」と述べ、人道回廊の設置を検討していると明らかにした。共同通信の取材に答えた。米政府や国連は、ラファでの犠牲者拡大に懸念を示した。


 ラファには100万人以上の市民が避難しており、民間人被害が増える恐れが指摘されている。米国務省のパテル副報道官は記者会見で、民間人保護の計画なしにラファへの本格攻撃を始めれば最悪の事態を招くと指摘。「信頼できる計画がなければ、米国は支援できない」と語った。


 国連のグテレス事務総長も「ラファに避難するガザ市民には行く場所がない」と懸念を示した。


 ゲンデルマン氏は、ラファ攻撃は「ハマス戦闘員に的を絞った精密作戦だ」と強調。「民間人が安全な場所へ避難できる解決策を見つける」と主張した。人道回廊の詳細は明らかにしなかった。


 軍は既に南部ハンユニス西方のマワシ地区を人道回廊に指定している。

(c)KYODONEWS

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