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2024.02.07 08:31

牧野公園の山野草手入れ 国が表彰 高知県佐川町の住民グループに「手づくり郷土賞」

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手づくり郷土賞の認定証を受け取る「牧野公園はなもりC―LOVE」代表の田村勇勝さん(左)=佐川町甲の名教館(めいこうかん)

手づくり郷土賞の認定証を受け取る「牧野公園はなもりC―LOVE」代表の田村勇勝さん(左)=佐川町甲の名教館(めいこうかん)

 佐川町の牧野公園で、植物学者の牧野富太郎博士ゆかりの山野草を手入れする住民グループ「牧野公園はなもりC―LOVE(くらぶ)」が、2023年度の国土交通省の「手づくり郷土(ふるさと)賞」に選ばれ、6日に同町内で授与式が行われた。

 同グループは2014年に発足し、現在のメンバーは約80人。毎週水曜日に公園内の植生をボランティアで手入れしている。当初50種類ほどだった博士ゆかりの植物は、種から育てた苗を植えるなどして約400種類まで増やした。バイカオウレンやジョウロウホトトギス、ムカデランなどが公園の四季を彩る。

 同公園はNHK連続テレビ小説「らんまん」の放送もあって、町内外から大勢の観光客が訪れる人気スポットになった。授与式に臨んだ代表の田村勇勝さん(76)は、「佐川町の活性化に微力でも役に立っていると思うと喜びでいっぱい。今後も仲間と楽しく活動を続けていきたい」と話した。

 同賞は優れた地域活動を表彰しており、今回で38回目。初受賞となる団体が対象の一般部門には全国から28件の応募があり、同グループなど13件が選ばれた。(乙井康弘)

高知のニュース 佐川町 牧野富太郎

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