2024年 04月29日(月)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2024.02.02 18:41

27年度、国債費7・2兆円増 借金膨張と金利上昇、財務省試算

SHARE

 国債費の金額と歳出に占める比率の推移

 財務省は2日、国の借金である国債の返済と利払いを合わせた国債費が2027年度に34兆2千億円に達し、24年度予算案と比べて7兆2千億円増えるとの試算を発表した。償還期間10年の国債の金利が24年度の1・9%から27年度は2・4%に上昇すると仮定した。借金の膨張と金利上昇が相まって負担が増し、財政運営が一段と困難になる恐れがある。


 試算では27年度の一般会計予算の歳出総額は123兆1千億円。総額に占める国債費の比率は24年度の約24%から約28%に高まる。利払い費が5兆6千億円増の15兆3千億円となるのが響く。


 27年度の税収は80兆8千億円で、歳出全体を賄えない。政策に必要な経費を借金に頼らず税収などでどれだけ賄えているかを示す国の一般会計の基礎的財政収支は1兆円の赤字となる。


 試算の前提は24~27年度の名目経済成長率を3・0%、10年国債の金利を25年度が2・1%、26年度は2・3%とした。24年度予算案では想定金利を23年度の1・1%から1・9%に引き上げた。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N主要 N経済

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月