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2024.02.01 11:40

震災1カ月「創造的復興」に難題 馳知事「前向いて歩まなければ」

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 能登半島地震の発生から1カ月となった石川県輪島市の「輪島朝市」=1日早朝

 元日の発生を機に石川県を中心として甚大な被害が出た能登半島地震は1日、発生から1カ月の節目となった。避難者はなお1万4千人を超え、生活再建にはほど遠い。馳浩知事は県庁で記者会見し、復興本部を立ち上げて「創造的復興」に取り組むと表明。高齢化が進む過疎地域の農林水産業や伝統産業には難題が多い。馳知事は「亡くなられた方々がこれからも思い出の中に生き続けることができるよう、前を向いて歩んでいかなければならない」と述べた。


 仮設住宅などへの入居が急務となる中、馳知事は2次避難がスムーズに進んでいない状況に関し「情報共有が混乱し十分ではなかったことはおわびを申し上げる」とした。政府は高齢者世帯などに最大600万円を支給する方針を固めた。


 被害が大きかった輪島市。自宅が損壊し、公民館に避難する石部文雄さん(75)は「1カ月が過ぎたが道路も何も変わっていない」。座布団や薄いマットレスを敷いて寝る日々で腰や脚が痛み、ストレスで眠れなくなった。「避難してる人たちはだんだんと口数が減ってきた。みんな限界に近い」と漏らす。

(c)KYODONEWS

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