2024.01.30 20:37
ユーロ圏GDP、ゼロ成長 23年10~12月、金利足かせ
【ブリュッセル共同】EU統計局は30日、ユーロ圏20カ国の2023年10~12月期の実質域内総生産(GDP、季節調整済み)暫定速報値が前期比で横ばいのゼロ成長となったと発表した。マイナス成長の7~9月期(0・1%減)から回復したが、高い金利が経済活動の足かせになったとみられる。
ユーロ圏経済の柱とされるドイツが前期比0・3%、アイルランドが0・7%、リトアニアが0・3%それぞれ減少。一方フランスはゼロ成長で、イタリアは0・2%増、スペインは0・6%増だった。
23年の成長率はユーロ圏とEU27カ国でともに0・5%増。ユーロ圏の10~12月期の前年同期比は0・1%増だった。