けんぽ保険料率　高知９．８９％　２４年度　最高は佐賀１０・４２％

2024.01.30 08:25

けんぽ保険料率　高知９．８９％　２４年度　最高は佐賀１０・４２％

高知新聞社

　中小企業の従業員ら約４千万人が加入する全国健康保険協会（協会けんぽ）は２９日、２０２４年度の都道府県別の健康保険料率を決めた。最も高いのは佐賀の１０・４２％、最も低いのは新潟の９・３５％となる。全国平均は１０・００％で前年度と変わらない。

　協会けんぽが、都道府県ごとにかかった過去の医療費や年齢構成を踏まえ、それぞれの保険料率を決める。佐賀に次いで福岡が１０・３５％、大阪が１０・３４％の順で高い。新潟に次いで低いのは、青森９・４９％、沖縄９・５２％。

　前年度からの保険料率の増減を見ると、引き上げは２４府県、引き下げは２２都道県。神奈川は変更しない。上げ幅の最大は石川の０・２８ポイントで、保険料率は９・９４％となる。下げ幅が最も大きいのは沖縄の０・３７ポイント。高知は前年度から０・２１ポイント下がり９・８９％。

　４０～６４歳の人が協会けんぽを通じて納める２４年度の介護保険料率（全国一律）は、前年度から０・２２ポイント減の１・６０％とする。

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