高知県の２０２３年の出生数　最低の３３８０人

2024.01.23 05:00

高知県の２０２３年の出生数　最低の３３８０人

高知新聞社

　高知(こうち)県(けん)で２０２３年(ねん)に生(う)まれた赤(あか)ちゃんの数(かず)（出生数(しゅっしょうすう)）が、県(けん)の集計(しゅうけい)で過去(かこ)最低(さいてい)の３３８０人(にん)となったことが１９日(にち)分(わ)かりました。全国(ぜんこく)最少(さいしょう)だった２０２２年(ねん)の３７２１人(にん)からさらに３００人(にん)以上(いじょう)減(へ)っていて、県(けん)は「あまりに衝撃(しょうげき)的(てき)な数字(すうじ)だ」と危機感(ききかん)を強(つよ)めています。

　県(けん)が住民(じゅうみん)基本(きほん)台帳(だいちょう)を基(もと)に集計(しゅうけい)しました。県内(けんない)の出生数(しゅっしょうすう)は、第(だい)２次(じ)ベビーブームの１９７４年(ねん)（１万(まん)２４０３人(にん)）がピーク。１９８２年(ねん)に１万(まん)人(にん)を下回(したまわ)り、２０１３年(ねん)に５２６６人(にん)になりました。２０１６年(ねん)には４７７９人(にん)と５千(せん)人(にん)を切(き)りました。

　その後(ご)も減少(げんしょう)は続(つづ)き、２０２２年(ねん)に４千(せん)人(にん)を下回(したまわ)りました。その年(とし)は特(とく)に、県(けん)の人口(じんこう)が高知(こうち)より１３万(まん)人(にん)以上(いじょう)少(すく)ない鳥取(とっとり)県(けん)（５３万(まん)７３１８人(にん)、１０月(がつ)１日(ついたち)時点(じてん)）の出生数(しゅっしょうすう)３７５２人(にん)を下回(したまわ)って全国(ぜんこく)最少(さいしょう)になりました。

　危機感(ききかん)を強(つよ)める県(けん)は１９日(にち)、２０２４年度(ねんど)から新(あら)たに「元気(げんき)な未来(みらい)創造(そうぞう)戦略(せんりゃく)」を進(すす)め、人口(じんこう)減少(げんしょう)対策(たいさく)をさらに強化(きょうか)する方針(ほうしん)を打(う)ち出(だ)しました。

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