安芸市の入河内大根　収穫が本格化

2024.01.16 05:00

安芸市の入河内大根　収穫が本格化

高知新聞社

「よいしょ」と大きく育った入河内大根を引きぬく生産者（安芸市入河内）

　安芸(あき)市(し)入(にゅう)河内(がうち)の伝統(でんとう)野菜(やさい)、入(にゅう)河内(がうち)大根(だいこん)の収穫(しゅうかく)が本格(ほんかく)的(てき)に始(はじ)まりました。生産者(せいさんしゃ)らは、大(おお)きく育(そだ)った大根(だいこん)を傷(きず)つけないようていねいに収穫(しゅうかく)。「旬(しゅん)の味(あじ)をぜひ味(あじ)わって」とアピールしています。

　入(にゅう)河内(がうち)大根(だいこん)は、地上(ちじょう)に出(で)た首(くび)の部分(ぶぶん)が赤(あか)むらさきに色(いろ)づくのが特徴(とくちょう)。大(おお)きさは青首(あおくび)大根(だいこん)の約(やく)３倍(ばい)で、重(おも)さは３～５キログラム、大(おお)きいと１０キログラムをこえます。きめが細(こま)かいため煮(に)くずれしにくく、あまみが強(つよ)くサラダにも向(む)いています。

　２００６年(ねん)、地元(じもと)農家(のうか)らが「入(にゅう)河内(がうち)大根(だいこん)のこそう会(かい)」を結成(けっせい)し、現在(げんざい)は３０アールで約(やく)２０戸(こ)が栽培(さいばい)。２月中(がつなか)ごろまでに約(やく)３千(ぜん)本(ぼん)の収穫(しゅうかく)を見(み)こんでいます。

　収穫(しゅうかく)する時(とき)は葉(は)をにぎり、根(ね)が折(お)れないようゆっくりと円(えん)をえがきながら引(ひ)っ張(ぱ)ります。これからの冷(ひ)えこみであまさが増(ま)してくるそうで、のこそう会(かい)の会長(かいちょう)、有沢()俊明()さん（７３）は「おでんや煮物(にもの)はもちろん、かき揚(あ)げにしてもおいしい」と話(はな)していました。

　入(にゅう)河内(がうち)大根(だいこん)は、安芸(あき)駅(えき)ぢばさん市場(いちば)やサンシャインランド（安芸(あき)市(し)幸町(さいわいちょう)）で購入(こうにゅう)できます。

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