「飛んだ、飛んだ」琴ケ浜で恒例の新春たこ揚げ　高知県芸西村

2024.01.15 08:34

「飛んだ、飛んだ」琴ケ浜で恒例の新春たこ揚げ　高知県芸西村

高知新聞社

たこ揚げに夢中の子どもたち（芸西村の琴ケ浜）

　新春恒例のたこ揚げ大会が１３日、高知県芸西村和食甲の琴ケ浜で開かれ、親子連れら約８０人が浜を駆けてふわっとたこを舞い上がらせた。

　訪れた人は家から持参したり、村が用意したたこを借りたりして浜辺へ。子どもたちは時折吹く強い風に向かって元気よく走り、「よっしゃ揚がった！」「飛んだ、飛んだ」と夢中で糸を操っていた。

　村職員らは坂本龍馬と妻、お龍が描かれた約２メートル四方の大だこを空へ。上空のたこからお菓子の引換券が舞い散ると、子どもたちは一斉に駆け出し、大はしゃぎで券を拾っていた。

　家族で訪れた芸西小学校４年、岩宗あかりさん（１０）は「難しかったけど、きれいに揚がるたこを眺めるのが楽しかった。来年もまた来たい」と話していた。

　大会は村教委が伝統の土佐凧（だこ）に親しんでもらおうと毎年開催している。（宮内萌子）

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