「ききみみトーマス」

2024.01.19 05:00

「ききみみトーマス」

高知新聞社

どうぶつたちの本音(ほんね)の会話(かいわ)がおもしろい
　テキサスにひっこしてきたトーマスは、学校(がっこう)に行(い)くとちゅう出会(であ)ったはらペコのキツネに、おいなりバーガーをわけてあげました。

　その夜(よる)、神(かみ)さまがあらわれ、キツネをたすけたおれいに、トーマスにふしぎな羽根(はね)をくれました。

　よく朝(あさ)起(お)きたトーマスのあたまには、羽根(はね)がささっていて、どうぶつたちの話(はなし)がきこえるようになりました。

　犬(いぬ)のジャッキのいがいな本音(ほんね)を聞(き)いてプンプン。川(かわ)では子(こ)だくさんのアライグマのグチ。「じゃぶじゃぶ、じゃぶじゃぶ、せんたくものがおおくてたいへん」。バッファローは、せなかにトーマスをのせて学校(がっこう)におくってくれました。

　テキサスなのになぜか、みんな大阪(おおさか)べん。なんでやねん！

　このものがたりは、落語(らくご)をもとにして書(か)かれたもので、イラストもとても楽(たの)しいです。（ＮＰＯ法人(ほうじん)高知(こうち)こどもの図書館(としょかん)　川﨑()美恵子()）

「ききみみトーマス」　桂雀喜／原作　あおきひろえ／文・絵　あかね書房　小学校低学年以上

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