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2024.01.08 08:33

里山の幸、ゆったり満喫「七草フェスタ」高知市久重地区で4年ぶり開催

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「手伝いを頑張ったからおいしい」と焼き芋を頬張る子どもたち(高知市久礼野)

「手伝いを頑張ったからおいしい」と焼き芋を頬張る子どもたち(高知市久礼野)

 高知市久重地区でとれた野草や野菜を使った料理を食べながら住民が交流を深める「七草フェスタ」が7日、同市久礼野の休耕田で行われ、約170人が豊かな里山の幸を満喫した。

 久礼野、重倉からなる久重地区の住民が間伐した竹を燃やして焼き芋などを行っていたのが始まりで、30年以上続く新年の恒例行事。年々料理が充実し、運営側の人数も地元の親子50組ほどに増加している。

 4年ぶり29回目となった今回は、無病息災を願う七草がゆを主役に、菊芋や干し柿を乗せた「里山ピザ」、竹にパン生地を巻いて焼いた「竹パン」、焼き芋、イノシシのジビエ、ホーリーバジルのお茶など多彩な料理が並んだ。

 尺八や民族楽器の演奏もあり、家族や友人と参加したウィンボーン亜沙美さん(43)=同市土佐山=は「自然と一緒に、ここでしか食べられないものを頂けて最高。子どもから大人まで普段会えない人と交流できるのも魅力」とにっこり。地元の子どもたちも料理や進行を担当し、地区外から来た人に地域の魅力をアピールした。

 子どもたちは前日の6日にも実行委員長の橋詰辰男さん(71)の先導で七草を採取。どんな土地に生えているかや葉の形などを学びながら、きれいに洗って七草がゆの準備を担った。橋詰さんは「子どもたち主体で次の世代につないでいってもらいたい。単に派手なイベントにするのではなく、地域に根ざしたものを継続することに意味があると思う」と話していた。(高井美咲)

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