トトロがいるよ！　「ジブリパークとジブリ展」　来年３月末まで県立美術館

2023.12.27 05:00

トトロがいるよ！　「ジブリパークとジブリ展」　来年３月末まで県立美術館

高知新聞社

来場者をトトロがおでむかえ（高知市の県立美術館）

　「千(せん)と千尋(ちひろ)の神隠(かみかく)し」「となりのトトロ」などスタジオジブリが手(て)がけた映画(えいが)の世界観(せかいかん)を再現(さいげん)したジブリパーク（愛知(あいち)県(けん)）誕生(たんじょう)の舞台裏(ぶたいうら)を楽(たの)しめる「ジブリパークとジブリ展(てん)」が２３日(にち)、高知(こうち)市(し)の高知県立(こうちけんりつ)美術館(びじゅつかん)で始(はじ)まりました。ふわふわのネコバスやカオナシが座(すわ)る列車(れっしゃ)はもちろん、ジブリパークの展示物(てんじぶつ)の模型(もけい)、宮崎駿()監督(かんとく)が描(か)いた企画(きかく)スケッチなど千(せん)点(てん)以上(いじょう)を展示(てんじ)しています。ＲＫＣ高知(こうち)放送(ほうそう)の開局(かいきょく)７０周年(しゅうねん)記念(きねん)事業(じぎょう)で来年(らいねん)３月末(がつまつ)まで。

　会場(かいじょう)では、ササの葉(は)の包(つつ)みを手(て)にしたトトロがおでむかえ。１９８４年(ねん)公開(こうかい)の「風(かぜ)の谷(たに)のナウシカ」から、現在(げんざい)公開(こうかい)中(ちゅう)の「君(きみ)たちはどう生(い)きるか」まで、かべにずらりと並(なら)ぶポスターを横目(よこめ)に進(すす)むと巨大(きょだい)なネコバスが登場(とうじょう)。サツキとメイの気分(きぶん)で、ふかふかの座(すわ)り心地(ごこち)を楽(たの)しめます。

　ほかにも千(せん)と千尋(ちひろ)に登場(とうじょう)する湯(ゆ)婆(ばあ)婆(ば)が、頭(かしら)が転(ころ)がる館長(かんちょう)室(しつ)で仕事(しごと)に没頭(ぼっとう)する姿(すがた)が再現(さいげん)されるなど、劇中(げきちゅう)の世界観(せかいかん)にひたれるしかけがあちこちにあります。

　「サツキとメイの家(いえ)」を細(こま)かく再現(さいげん)した模型(もけい)や、来年(らいねん)の春(はる)パークにお目見(めみ)えする「ハウルの動(うご)く城(しろ)」の実物大(じつぶつだい)の城(しろ)の脚(あし)も。パークの企画(きかく)責任者(せきにんしゃ)、宮崎()吾朗()氏(し)が「宮崎駿()が考(かんが)え描(えが)いた『こういうものをつくりたい』というイメージを具現(ぐげん)化(か)していくこと」と語(かた)るように、展示物(てんじぶつ)の試作品(しさくひん)や設計図(せっけいず)をたどりながら、完成(かんせい)までの裏側(うらがわ)にせまることができます。

　午前(ごぜん)９時(じ)～午後(ごご)５時(じ)で、１２月(がつ)２７日(にち)～来年(らいねん)１月(がつ)１日(ついたち)は休館(きゅうかん)。日時(にちじ)指定(してい)の予約制(よやくせい)で、チケットは公式(こうしき)サイトやローソンの店頭(てんとう)などで購入(こうにゅう)できます。一般(いっぱん)１７００円(えん)、中高生(ちゅうこうせい)１２００円(えん)、４歳(さい)～小学生(しょうがくせい)は９００円(えん)。

特集読もっか読もっかニュース