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2023.12.20 14:03

辺野古代執行、沖縄県が敗訴 知事に設計変更の承認命令

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米軍普天間飛行場の移設先、沖縄県名護市辺野古の沿岸部。手前の大浦湾側には軟弱地盤が見つかっている

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、軟弱地盤改良工事の設計変更を玉城デニー知事が承認しないのは違法だとして、国が承認を求めた代執行訴訟の判決で、福岡高裁那覇支部は20日、知事に承認するよう命じた。承認に至れば、防衛省沖縄防衛局は軟弱地盤がある大浦湾側で工事に着手する。国による代執行訴訟は2例目で、初めての判決。


 三浦隆志裁判長は承認について、判決の送達を受けた翌日から休日を除いて3日以内に行うように命じた。判決理由で、承認を巡る別の訴訟で敗訴が確定しているにもかかわらず、知事が対応しないのは法令違反だと指摘。設計変更申請に関する事務を放置することは、社会公共の利益を侵害すると判断した。


 承認を巡っては、県が国を訴えた別の訴訟の最高裁判決で今年9月、県側敗訴が確定。斉藤鉄夫国土交通相は勧告や指示の後、承認の代執行に向け10月に提訴。同30日の第1回口頭弁論で即日結審していた。

(c)KYODONEWS

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