アニメ作り楽しい！　高知市の付属小児童がこま撮り

2023.12.21 05:00

アニメ作り楽しい！　高知市の付属小児童がこま撮り

高知新聞社

タブレット端末で１こまずつ撮影する児童（高知市小津町）

　高知(こうち)市(し)小津町(おづちょう)の付属(ふぞく)小学校(しょうがっこう)で１４日(か)、アニメーションを作(つく)る授業(じゅぎょう)が行(おこな)われました。５年生(ねんせい)６２人(にん)がタブレット端末(たんまつ)を使(つか)い、こま撮(ど)りで動(うご)きを表現(ひょうげん)する楽(たの)しさを味(あじ)わいました。

　付属(ふぞく)小(しょう)では来年(らいねん)、高知大(こうちだい)の元(もと)となった高知(こうち)師範(しはん)学校(がっこう)の前身(ぜんしん)「陶冶(とうや)学(がく)舎(しゃ)」の開設(かいせつ)１５０周年(しゅうねん)記念(きねん)事業(じぎょう)の一(ひと)つとして、デンマークのアニメ教育(きょういく)の研究(けんきゅう)所(しょ)が企画(きかく)した、世界(せかい)の子(こ)どもたちが一(ひと)つのアニメを作(つく)るプロジェクトへの参加(さんか)を予定(よてい)しています。その準備(じゅんび)として、アニメ教育(きょういく)に力(ちから)を入(い)れている「あにめのいろは」代表(だいひょう)、間崎()真由子()さん（４３）＝大月(おおつき)町(ちょう)一切(いっさい)＝らの指導(しどう)を受(う)けました。

　５年(ねん)Ａ組(ぐみ)の授業(じゅぎょう)では、班(はん)ごとに英語(えいご)の動詞(どうし)を１語(ご)選(えら)び、ストーリーを考(かんが)えました。「ｏｐｅｎ」（開(ひら)く）を選(えら)んだ班(はん)は、缶(かん)の箱(はこ)から生(い)き物(もの)が出(で)てくる内容(ないよう)で、「ｗａｉｔ」（待(ま)つ）の班(はん)は、タクシーに乗(の)りたいと思(おも)う木(き)の物語(ものがたり)を作(つく)り上(あ)げました。人形(にんぎょう)や、雲(くも)に見立(みた)てた綿(わた)などを少(すこ)しずつ動(うご)かし、１こまずつていねいに撮影(さつえい)しました。

　児童(じどう)は楽器(がっき)や自分(じぶん)の声(こえ)を使(つか)って効果音(こうかおん)も収録(しゅうろく)し、１０～２０秒(びょう)ほどの作品(さくひん)を仕上(しあ)げました。夢(ゆめ)はアニメーターという岡村()咲希()さん（１１）は「写真(しゃしん)をつなぎ動画(どうが)にするのが楽(たの)しかった。実際(じっさい)に作(つく)ってみて、ふだん見(み)ているアニメのすごさが分(わ)かった」と話(はな)しました。

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