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2024.01.12 05:00

「手で見るぼくの世界は」

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()えるってどんな(かん)じ?」
 (まど)(そと)木葉(このは)()(かぜ)()いている。(そら)(さむ)そうな(いろ)だな―。これは()えるから、(おも)いをめぐらし想像(そうぞう)できる世界(せかい)です。

 視覚(しかく)支援(しえん)学校(がっこう)(かよ)主人公(しゅじんこう)双葉()()()でさわることで(おお)くの情報(じょうほう)()り、()えている(もの)よりも繊細(せんさい)(ゆた)かな世界(せかい)があることを(おし)えてくれます。

 ()えないにとどまらず、上下(じょうげ)左右(さゆう)方向(ほうこう)感覚(かんかく)()ちにくい(なか)(まち)(ある)勇気(ゆうき)(はく)(じょう)使(つか)って点字(てんじ)ブロックの(うえ)(ある)いているところで、じゃま(もの)(あつか)いを()(きず)ついた双葉()一方(いっぽう)(はく)(じょう)()つことで()()えないと他者(たしゃ)()られることを心配(しんぱい)する()。ふたりが(まよ)いながら一歩(いっぽ)ずつ(まえ)にすすむ物語(ものがたり)です。

 いろいろな個性(こせい)()人々(ひとびと)と、(とも)()きる社会(しゃかい)(かんが)えるためには、理解(りかい)関心(かんしん)(ふか)めることが大切(たいせつ)です。それがバリアを(すこ)しでも(ひく)くすることにつながります。

 (あたら)しい(とし)(ひろ)世界(せかい)()るためにいろいろな(ほん)(ひら)いてみませんか。(NPO法人(ほうじん)高知(こうち)こどもの図書館(としょかん) 山本()祥子()

「手で見るぼくの世界は」 樫崎茜/文 くもん出版 小学校高学年以上

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