香南市営バスが新路線　のいち動物公園やワイナリー経由

2023.12.19 05:00

香南市営バスが新路線　のいち動物公園やワイナリー経由

高知新聞社

高知県立のいち動物公園に乗り入れる香南市営バス。公共交通機関でのアクセスが向上した

　香南(こうなん)市(し)は、土佐(とさ)くろしお鉄道(てつどう)のいち駅(えき)を発着(はっちゃく)し、高知(こうち)県立(けんりつ)のいち動物(どうぶつ)公園(こうえん)や井上(いのうえ)ワイナリーのいち醸造(じょうぞう)所(しょ)などを経由(けいゆ)する市営(しえい)バス路線(ろせん)を新(あたら)しく設(もう)けました。公共(こうきょう)交通(こうつう)機関(きかん)でのアクセスが向上(こうじょう)し、県外(けんがい)客(きゃく)や高齢者(こうれいしゃ)らがさっそく利用(りよう)しています。

　新(しん)路線(ろせん)「のいち動物(どうぶつ)公園(こうえん)線(せん)」は土日(どにち)祝日(しゅくじつ)のみ運行(うんこう)。のいち駅(えき)を起点(きてん)に、のいちふれあいセンター、創造(そうぞう)広場(ひろば)アクトランド、動物(どうぶつ)公園(こうえん)、ワイナリーを回(まわ)って駅(えき)にもどります。運行(うんこう)は午前(ごぜん)９時(じ)台(だい)から午後(ごご)４時(じ)台(だい)の８便(びん)。

　三(さん)宝(ぽう)山(ざん)の丘陵地(きゅうりょうち)にある動物(どうぶつ)公園(こうえん)には、１９９１年(ねん)の開園(かいえん)当初(とうしょ)に土佐(とさ)電鉄(でんてつ)の路線(ろせん)バス、２００５年(ねん)ごろに観光(かんこう)周遊(しゅうゆう)バス「ＭＹ遊(ゆう)バス　わくわく号(ごう)」が乗(の)り入(い)れていましたが、いずれも利用者(りようしゃ)が少(すく)ないため廃止(はいし)されました。

　ただ近年(きんねん)、三(さん)宝(ぽう)山(ざん)の一角(いっかく)に井上(いのうえ)ワイナリーが開業(かいぎょう)。アクトランドもふくめ観光(かんこう)、レジャー施設(しせつ)が多(おお)くなったことから、市(し)は１０月(がつ)に新(しん)路線(ろせん)を開設(かいせつ)しました。動物(どうぶつ)公園(こうえん)のバス停(てい)施設(しせつ)は、かつて使(つか)われていたものを再(さい)利用(りよう)しています。

　市(し)地域(ちいき)支援(しえん)課(か)によると、１０月(がつ)は１４１人(にん)、１１月(がつ)は１０４人(にん)が利用(りよう)したといい、「これまで動物(どうぶつ)公園(こうえん)までの公共(こうきょう)交通(こうつう)機関(きかん)がなく、市内(しない)外(がい)の人(ひと)から要望(ようぼう)も多(おお)かった。多(おお)くの人(ひと)に利用(りよう)してもらいたい」と呼(よ)びかけています。

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