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2023.12.18 08:00

小社会 寒波襲来

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 夏と冬、選ぶならどっち。2016年、東京の民間調査会社がそんな調査を行ったところ、夏が52%となり、冬の21%を大きく上回ったという。残る27%は「どちらともいえない」だった。

 地域別でも軍配はすべて夏に上がったが、その割合は東高西低になったようだ。北海道・東北は64%、中部・北陸50%、中国・四国・九州47%。当然だろう。冬の厳しさが違うのだから。

 今冬もいよいよ寒さが本番に入った。気象庁によると、非常に強い寒気が南下し、全国的に低温や大雪が予想されるという。高知市でも、きょうからクリスマスにかけ、氷点下が相次ぐ予報になっている。

 それにしてもことしは秋が短くなかったか。全国的に異常な高温が続き、観測史上最も暑い夏になった。11月になっても夏日が相次いだからか、体がまだ十分に寒さに慣れていない。「税」が選ばれた「今年の漢字」も2位は「暑」だった。

 夏の猛暑は数年前から、もはや「災害級」と言われる。雨の降り方も尋常ではなくなっている。もしいまアンケートを取れば、冬派がきっと増えているだろう。いや「どちらともいえない」派も多いかもしれない。

 〈颯爽(さっそう)と今日冬帝の御成かな〉稲畑廣太郎。せめて冬は穏やかであってほしいと願いつつ、迫る寒波に備えたい。県内は昨年、この時季に大雪に泣かされた。体調の管理に万全を期し、農作物の被害や路面凍結にも注意しよう。

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